REVIEW

TRANSWAVEは90年代初頭、フランスのトップレーベル[3D VISION]のレーベルオーナー兼アーティストとしてトランス創世記よりオーディエンスを魅了させているABSOLUMと、DADO(現CROME ANGEL/SHYNTHETIC/DEEDRHA)が結成した伝説ユニット。一時期はお互いのソロプロジェクトの活動が忙しくなり休止をしていたが、 2007年1月に3D VISIONからTRANSWAVEのベストトラックをREMIXしたCDが話題になり、2009年春にTRANSWAVEのニューアルバム[FRONT FIRE]をFINEPLAY RECORDSからリリース決定。ABSOLUMが発する、アッパーな中にも幾何学的に計算されたデジタルな世界観と、DADOが奏でる激しく美しい旋律 と独特の太い低音が、随所に古き良きいわゆる「ゴア・トランス」的な要素を感じさせる。創成期から現在までシーンの第一線をリアルタイムで通過してきた 「本物」達に期待が集まる作品。